SSブログ

山子路爺のネパールトボトボ旅ーその2 [ネパール]

★ルクラ(2,840m)〜パクディン(2,610m)〜ナムチェ(3,440m)〜クムジュン(3,789m)〜キャンジュマ(3,550m)〜デボチェ(3,820m)〜ディンボチェ(4,410)……五日間かけて上ったり下ったりを繰り返しながら歩く。

荷物が思ったよりも重くルクラで急遽ポーターを雇う事に……こんな所にも今回の計画のずさんさが見え隠れ。


2018df1004.jpg 

★ルクラをスタート……トレック開始……私の前をゆくのは大荷物を背負ったサブガイドのジャパン……ガイド資格を取得する前はポーターもやっていたのでこの位は何て言うことは無いらしい……私にはとても無理……ちなみにメインガイドのらメッシュもポーターをやっていた。まだ30歳なのにエクスペディション(ピーククライムより難易度が高い山)もガイドでき、エベレストにも登っている凄いやつです。

2018df1158.jpg

★ナムチェは各国からのとレッカーで賑わっていて、ポーターハウスも満杯。部屋を確保できなかった我々のポーターはロッジ下の空いたスペースでテン泊となった。様子を見に行くとテック(一番年上のポーター)が「心配ないよ、毎度のことでなれてるから」という顔で親指をグッと立てにっこり微笑んだ。


夕方小高い所に立ってKondeRi(約6,000m・山名に自信なし)の夕焼けを待ったが、さほどの事はなく寒さに追い立てられてロッジに戻った。

2018df1194.jpg

谷間の朝は遅くロッジは陽の恵みはまだ届かない。

ダウンのジャンパーとダウンのズボンを履いて外に出た。

寒さが沁みる。

天辺に朝日が当たると一気に赤みが岸壁を下りだす。

だが自分のいるところまではなかなか来ない、背後の山に邪魔されて。

2018df1269.jpg

今日の仕事は辛かった

ボンベ2個背負って急坂を

だけど今日はそれも終わったよ

後は飯を食らって眠るだけ


ヤク御一行様お疲れ様でした……労いの言葉ありがとう、でも僕たち正確にはヤクじゃなくてゾッキョ(ヤクとウシの交配種らしい)だよう。


2018df1424.jpg

寒くて目が覚めた

目が覚めたついでに少し写真を撮った

2・3分だけで体の中の方まで冷えてしまって

テルモスのお湯を飲んでシュラフに入り

その上から備え付けの布団をかけ

猫の様に丸まって温まるのを待った

目覚ましが鳴るまで30分、ウトウトしたいのだが。


2018df1458.jpg

時々こう云うのがある

ヒンドゥなのかチベット仏教なのか

別に深い興味があるわけでは無いけど

何故か親しみを感じるんだよね


2018df1514.jpg

この辺りでは富士山より高いところを歩いている事が多い訳なんだが、息苦しいとか頭が痛いとかと云う事が全く無い。

この夏から秋にかけて連続して富士山に登っておいたおかげだと思いたい。

勿論、この先5,000m以上となればどうなるかはわからないけど、今の所自分してやったりの気分だ。

ただロッジの食事がイマイチ(イマイチどころではない)で、いつも空腹感が付いて回ってはいるけど。


2018df1524.jpg

犬は高山病にならないって本当かなぁ

仕事場が3,000m〜5,000mの僕たちは全然問題ないけどね

背中の荷は何時もの事だよぉ〜……大きな声では言えないけど、うちのヤクドライバーはヤク使いが荒くて……など

とは言っていません、ご心配なく。


2018df1525.jpg

トレック中によく目にする山

KusumKhangaru(6357m) Thamserku(6608m) Kantega(6685) Tabuche(6367m) Cholatse(6335m) ArakamChe(6423m) そしてAmaDablam(6856) などなど

あっちこっちにカメラを向けて沢山撮ったのだが、どれがどれだか特定する事が難しいのです(泣き)……ついにボケが来たか。

写真はAma Dablam(母の首飾りの意味)だと思うんですが間違っていたら御免なさい。トレック中多くの場所から見る事が出来て、見る角度によって表情が異なり、もう少し穏やかに感じることも有りました。とてもカッコいい山だと思います。20年若ければ挑戦したかも……なんて思いながら眺めていました。







                    2018年10月〜11月 ネパール 







nice!(49)  コメント(16) 

nice! 49

コメント 16

夏炉冬扇

毎回澄み切った写真楽しませていただきました。
早くも1年過ぎて。佳いお年をお迎え下さい。
by 夏炉冬扇 (2018-12-31 08:27) 

はなだ雲

手の届かないはるかかなたの別世界へ
行ってこられたのですねぇ..スゴイ
本年もよろしくお願いいたします♪
by はなだ雲 (2019-01-01 14:58) 

taharas

本年もどうぞ宜しくお願い致します!(^^)!
by taharas (2019-01-01 20:09) 

yam

輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
by yam (2019-01-01 20:37) 

旅爺さん

明けましておめでとうございます。
今年は更に素晴らしい一年でありますように。
本年も宜しくお願い致します。
by 旅爺さん (2019-01-02 06:23) 

テリー

テント泊は、寒そうですね。
私たちは、ロッジ泊で、ベッドの敷布は、電気敷布でしたが、手が、毛布から出ると、寒かったです。
山の名前の特定、私も、苦労しています。
体力、脚力があれば、ルクラから歩いて回るのは、面白そうですね。
by テリー (2019-01-03 13:28) 

山子路爺

to 夏炉冬扇 さん
歳をとったせいなのか時間の経過がやけに早く感じられる今日この頃です。
どうぞ良いお年を、そして今年もよろしくお願いします。

to はなだ雲 さん
ネパール、なかなか魅力的な国です。インドにはまっている人が結構いますが、この国もそう云う雰囲気がありますね。今年も宜しくお願いします。

to taharas さん
ご訪問有難うございます。
こちらこそよろしくお願い致します。

to yan さん
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

to 旅爺さん さん
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
歳に負けずに頑張りたいと思います。

to テリー さん
電気敷布ですかぁ〜……私たちには思いもよらない事ですねぇ〜。ロッジでは冬用のシュラフにくるまり、その上に備え付けの布団をかけて寝ました。テント泊では着れるものは全部着てシュラフのなかで丸まって寝ました。
今年もよろしくお願い致します。

by 山子路爺 (2019-01-03 21:41) 

doudesyo

あけましておめでとうございます。
職場にネパール関係の方がいます。カタカナの名前です。

本年もよろしくお願いします。^^;
by doudesyo (2019-01-04 09:11) 

Jetstream

新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
ネパールのトレッキングは羨望です。!(^^)! 
ツアーと違って自分にあった歩き方、自分のペースで行けるのでいいですね。久しぶりに今年はどこかに行ってみる予定ですが・・実現するか?
by Jetstream (2019-01-04 09:38) 

OJJ

見るモノ聞くものすべてが異次元の世界ですね~写真素晴らしいですハイ!ヤクは兎も角、こんな所に沢山の人が住んでいるのが不思議に思えるほどです。ま、彼らから見れば地震や津波の狭い日本に住む方が不思議かもしれませんが・・
by OJJ (2019-01-04 11:56) 

よしころん

あけましておめでとうございます。
年末からのバタバタですっかりご挨拶が遅れてしまい申し訳ありませんm(_ _)m
いやぁ~ これぞ憧れのネパールの歩き方!
シリーズ楽しみにしています^^
by よしころん (2019-01-04 12:34) 

山子路爺

to doudesyo さん
明けましておめでとうございます。
私の仕事関係の会社にもネパール関係の人がいます、話したことはないですが。今年もよろしくお願いします。

to Jetstream さん
ロケーション最高……是非一度トレックしてみてください。
今回いろんなことを学びましたので、これを次回に生かしたいと思うのですが、果たしてその次回があるかどうか。
今年もよろしくお願いいたします。

to O J J さん
かなりの奥地にも人家があり生活しています。
地震について言えば、少し前に大きな地震があり被害も相当出ました。その爪痕もまだ残ています。ただし津波はないですね。
今年もよろしくお願いします。

to よしころん さん
明けましておめでとございます。
なんだか大変な経験をされたようで大丈夫でしょうか。
私はコツン位なことは経験がありますがボコボコは有りません。
プリウス君共々お大事に。
今年もよろしくお願いします。

by 山子路爺 (2019-01-05 01:01) 

asa

山名なんかどうでもいい、どの山もほれぼれしますね
行きたいな、でも無理な気もするな
とりあえず、写真で楽しませてもらいます
by asa (2019-01-05 14:23) 

山子路爺

to asa さん
「山名なんか……」ガイド達に何回も聞いたのですが、忘れるんですよね。
帰ってから地図を見ながら書いていますが間違っていることも有るかと。
是非一度は8,000m峰とは如何なるものかを実際に見てみてください……登れとは言いませんので……でも登れたら最高ですけどね。

by 山子路爺 (2019-01-05 22:27) 

imarin

あけましておめでとうございます♪
厳しい行程なんだろうな~と想像しますが、
それを上回る素晴らしい山岳風景。
連載がとても楽しみです。
by imarin (2019-01-06 22:11) 

山子路爺

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
トレック自体はそれ程過酷と云うほどでもないですよ
勿論目的地のもよりますが。

by 山子路爺 (2019-01-07 15:17) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。