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後立山―唐松岳~不帰ノ嶮 [北アルプス]

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空には、ほんのりと朝の余韻が残っていた。

墨を流したような戸隠や黒姫が美しい。

だが、何時までも楽しんでいるわけにはいかない。

今日のゴールは白馬山荘、八時間いやもっとかかるかもしれない。

「さあ、行こう」。

私達は登ってきた道とは反対の不帰ノ嶮三峰へ向け歩き出した。

 

DSC_4688Y.jpg

今、二峰の北峰に登山者が立った。

核心部を通過してホッとしているのだろうか、それとも大した事はなかったと思っているのだろうか。

次は私達が下りで通過する番だ。

そこは本で読んだ通りなのだろうか、それともそれには少し脅かしも入っているのだろうか。

三月に八方池から見たあの岩峰を、キレット目指して下ると思うと、なんだかワクワクした。


nice!(46)  コメント(19) 

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コメント 19

RobertCole

只々、見とれてしまいます。
やはり山は神々の住まうところですね。
私は普段、山と里の境目辺りをうろちょろしていますが、一度は自分の目でこの世界を見てみたいです。
by RobertCole (2010-08-01 00:59) 

fukusuke

これが不帰ノ嶮ですか。
面白そうなルートですね^^
僕の歩いた岩稜ルートは西穂独標~西穂山頂、鹿島槍南峰~北峰、横岳と
ヒヨっ子ルートばかりなので、いつか行きたいですね~♪
by fukusuke (2010-08-01 07:06) 

asa

昨年秋に私が歩いたのと逆コースを行かれたのですね。不帰Ⅱ峰の壁を降りるとなると、想像するだけでぞっとします。
by asa (2010-08-01 07:16) 

水郷楽人

険しい峰が続いていますね。とても空気が澄んでいて気持ちよさそうです。
by 水郷楽人 (2010-08-01 07:41) 

アレクリパパ

トップの写真、凄いです。
墨絵のような・・・。
素晴らしいなぁ。
by アレクリパパ (2010-08-01 09:09) 

tomoyuri

一枚目の写真はとても幻想的ですね。
しばし見とれてしまいました。
by tomoyuri (2010-08-01 10:15) 

Jetstream777

TOPの写真、コンピュータグラフィックで描いたようで、幻想的です。
不帰の嶮、キレット ・・・岩場はまだ手がつけられません。 かつ8時間の歩き。 
羨ましいですね (^_^)v

by Jetstream777 (2010-08-01 10:19) 

zak

やはり山の写真は
ほんと美しい!
by zak (2010-08-01 17:48) 

FSC梓

幻想的な山なみ。
しばし 感動!
by FSC梓 (2010-08-01 18:18) 

nousagi

緊張でガチガチになりそうな景色です。(^_^;)
by nousagi (2010-08-01 18:20) 

スマイル

こんばんは
朝の余韻のお写真、まるで墨絵のようですね~
切り立った岩山に立つ方は、私なら足がすくみそうです~
あそこに向かわれるのですね。。
頑張ってください♪
by スマイル (2010-08-01 18:30) 

ken_trekking

素晴らしい山行でしたね。「本の通りなのか、
少し脅しが入ってるんじゃないか?」ていう
気持ちすごくわかります。期待と緊張の
ないまぜになった感情。その為の準備。
これが楽しいのかもしれません。
by ken_trekking (2010-08-01 22:52) 

cjlewis

1枚目、日本画みたいですね。
美しい!

御前行きは、一種の試練でした。(笑)

by cjlewis (2010-08-01 22:59) 

山子路爺

to RobertCole さん
有り難うございます。
特に朝夕は荘厳な景色に出会えますので、是非山中での泊まりをお勧めします。
私は里山も好きで、谷戸(谷地)をブラブラ散策したりもします。
これからも宜しくお願いします。

to fukusuke さん
西穂高岳にはまだ登っていません。
西穂独標~西穂高岳のほうがハードかもしれませんよ。

to asa さん
二峰を登りで通過するか下りにするかで、少し悩みました。
朝の元気なうちに通過しようと思い南から北へ縦走することにしました。

to 水郷楽人 さん
住んでいる都会とは違いとても清々しいです。
ストレスがスーッととんでゆきます。

to アレクリパパ さん
有り難うございます。
唐松岳山頂であちらこちらにレンズを向けた中の一枚です。
とても幸運な一枚でした。

to tomoyuri さん
有り難うございます。
日の出からはかなり時間が経っていたのですが、雲にうっすらとオレンジ色が残っていました。
お天気に感謝でした。

to Jetstream777 さん
この日は2時ごろ白馬山荘着と思っていましたが、実際には4時でした。
途中、あちこちのお花畑で和みすぎでした。
夕立の気配が無くラッキーでした。

to zak さん
zak さんが切り撮ったとするなら、どんな写真になるでしょう。
とてもに見たい気がします。
期待してます、是非……。

to FSC梓 さん
FSC梓さんが少し前に登った雨飾山も見えていましたヨ。
頚城山塊のほうは縁が無くなかなかいけません。
いつかは行きたいと思っています。

to nousagi さん
高所恐怖症気味ですか。
私は比較的大丈夫のようです。
でも本当の岩は経験が無いですが。

to スマイル さん
こちらからあのトップに登って、人が立っている向こうに下りて行きます。
今回のルートのクライマックスかも……。

to kenn_trekking さん
地図を見たり、本を読んだり、時間を計算したり、装備を整えたり……
山行前の幸せな一時ですネ。

to cjlewis さん
有り難うございます。
多分、偶然のなせる業だと思います。

長いものを持っての山登りは、遠慮したいと思います。
しかし、その長いものを履いての下りは、さぞかし痛快なことでしょう。
私も出来ることなら八方池辺りから滑り降りたい欲望が……無理かな。
by 山子路爺 (2010-08-02 13:46) 

よしころん

美しくてため息がでます…。

by よしころん (2010-08-02 15:44) 

werewolf

うーむ・・・
写真でこれだけ美しいなら、
その場で見たらどれだけ感動できるでしょう♪
圧巻です(^-^)
by werewolf (2010-08-02 22:52) 

山子路爺

to よしころん さん
もう少しの辛抱です。
山は逃げませんので。

to werewolf さん
それはもう言葉では……。
快晴もいいですが、少し雲があったりもやっていたりも良いものです。
by 山子路爺 (2010-08-03 00:26) 

おど

霞が掛かった山々の幻想的な写真ですね。 険しい所に人が立っているとエッと思うのですが、実際行くとそうでもなかったりしませんか?(笑)

by おど (2010-08-04 18:50) 

山子路爺

to おど さん
こんばんは。
という事はお帰りなさい出すネ。
早速おじゃまいたしますよ。

そうでも無かったりしますよ。
このピークの向こう側がボチボチでしたよ。
by 山子路爺 (2010-08-04 21:16) 

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