孫と

昨夜の雲はどこかに飛んで、青空が「山においで」と呼んでいる。

「ゴンドラに乗ろう～～～」

 

　　　　　　　　　

「なんか声がするよぉ」

「カエルの声だねぇ」

「どこにいるのかなぁ」

探せども探せども姿は見えず……孫にカエルを見せてやりたくて……声の主を求めて枯れ草をジッと見つめる……

「草の下にかくれんぼして見えないねぇ……さあ次のリフトに乗ろう」

あきらめきれない孫の手を引く。

 

「あのとんがったのが白馬鑓、その右が杓子岳、そしてその右が白馬岳……ジージはあのお山を登ったんだよぉ」

と自慢しても、彼の興味は遠くの山より足元の雪。

一刻も早く雪遊び……雪だるま……

さて孫とこの尾根を登る日が来るのかどうか。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2012年6月　八方尾根にて

タグ：八方尾根 白馬岳 孫

コメント 20

お孫さん可愛いですね。　遠くの山並みには目もくれず、カエルの主を探しているのですか。　何時か、一緒に北アルプスを登る日が来ると良いですねぇ。
by おど (2012-06-16 14:42) 

ふふふ、かわいいですねぇ♪
2歳半か3歳くらい？
なーに、あっという間に大きくなりますよ(^-^)
by werewolf (2012-06-16 21:18) 

こんばんは。
お孫さんといっしょに登れる日が来るといいですね＾＾。
by 海を渡る (2012-06-16 21:55) 

山を見ずに足元を見つめるお孫さんの可愛いこと♡
私も孫ができたら　「バーバ、あの山登ったんだよ～」　って自慢しそう＾＾
by よしころん (2012-06-16 22:18) 

八方尾根はライチョウがよく現れる尾根ですね。
お孫さんに見せてあげたかったでしょう。　
もう馬が少し太ってますね。　八方も、そろそろ登り頃なのでしょう？
by Jetstream777 (2012-06-16 22:19) 

かえるさんのほうが
気になりますよね。
by hayazou2002 (2012-06-16 23:37) 

山よりでっかい孫ですね。
子供は絵になります。
そのうちテントかついでくれるでしょう。
by kamoshikanagai (2012-06-17 07:49) 

わたしもそのうち、自慢してみましょう。
by asa (2012-06-17 08:58) 

可愛いよね〜〜〜♪
一緒に・・・夢やね！
体力付けなきゃ！＾＾
by hatumi30331 (2012-06-17 16:44) 

あのあたりで鳴くカエル、もしかして「モリアオガエル」かな？
by イッシー (2012-06-17 17:14) 

こんな大きなお孫さんがいるのですね。
もう少ししたら、一緒に、山に登れますね。楽しみですね。
by テリー (2012-06-17 19:21) 

あ～幸せな光景ですね～♡
by hidamari (2012-06-17 21:05) 

to おど さん
ありがとう御座います。
孫の成長曲線と私の衰退曲線とが交わる点を求めると……10年後かなぁ。

to wereeolf さん
正解、2歳半です。
さてさて、孫を従えて八方尾根を登れる日は……。

to 海を渡る さん
そういう日が来るのかなぁ。
その前にスキーを調教しなければ。これなら歳をとっても付き合えるし。

to よしころん さん
絶対自慢します。
今回は少し早すぎましたので、もう少したったら……。

to Jetstream777 さん
小屋の手前はまだ冬道―まっすぐリッジを詰める―かもしれませんね。
でも小屋は営業しているし、たぶん人も少ないと思うので、気持ちいいかもしれませんね。

to hayozou2002 さん
やっぱりカエルや虫に興味を示しますね。
風景はちょっと早いですね。

to kamoshikanagai さん
おお、テント背負ってくれたら……でも
その時は「ジィちゃん、遅い！」なんて言われたりして……。

to asa さん
ははは、山屋は絶対みんなやるはずです。

to hatumi30331 さん
体力の衰えを最小限に抑えなっきゃ。
そのためには、どんどん山にいかなっきゃ。カミさんには内緒だけれど。

to イッシー さん
たぶん「モリアオガエル」だと思います。
その姿は残念ながら見られませんでした。

to テリー さん
そうなのです。本当の爺さんなのです。
歳の事を考えると、ギリギリですかね。

to hidamari さん
孫を連れて尾瀬歩き……山屋冥利に尽きますねぇ。
そうなるように頑張ろうっと。
by 山子路爺 (2012-06-17 23:15) 

山子路さん、うちはちょうどお孫ちゃんと同じくらいの長男を主人がおんぶして、
鳩待峠から山の鼻まで降りたことがありますよ。

結構背中でうれしそうでした。ニッコウキスゲがきれいな時期ですから、7月の初めだったと思います。

スキーも一緒に滑ると楽しいですね。




by はるか (2012-06-17 23:32) 

一言、お孫さん、とっても可愛いです。
by スナフキンの子 (2012-06-18 18:48) 

干支が一回りするころには、お孫さんが山子路さんの荷物も担いで一緒に山登りできるんじゃないでしょうか。山子路さんが山男に鍛えないと＾＾
by horiguti (2012-06-18 19:01) 

とてもかわいい、お孫さんですね☆
未来の“やまおとこ”ですね（＾＾）
by hide (2012-06-19 10:44) 

to はるか さん
爺さんの最大積載量は１０Ｋｇですので……もう背負っては無理！
10年後、しっかり歩けるようになればネ。
スキーは今年デビューですので来年は一緒に滑れるかなぁ。

to スナフキンの子 さん
ありがとう御座います。
爺バカを楽しんでおります。

to horiguti さん
干支が一回りする頃には、こちらが怪しくなって……
トレッキングポールではなく、老人用杖が必要になっているかも。

to hide さん
“やまおとこ”になったらなったで、心配事が増えるのかなぁ。
「今度、滝谷ドームをやってくる」と言われてもねぇ……実は息子にも「山」は教えなかったんです。

by 山子路爺 (2012-06-19 19:20) 

山子路爺おじいちゃんの、眼差しの優しいこと。
でも、たしかに理屈抜きにカワイイなあ。
by ナツパパ (2012-06-23 17:08) 

to ナツパパ さん
仲間内で最初に爺さんになった友人が、「孫は可愛いぜ～」と目じりを下げていましたが……全くその通りです。
しかし、一時間も相手をしていると……疲れる～。相手はエネルギー全開……こちらはスタミナゼロですから。
by 山子路爺 (2012-06-30 22:25)