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唐松岳頂上山荘―居眠り [北アルプス]

09.10.14 唐松頂上山荘002.jpg

寒さに追われて頂上から駆け下りてきた。

食堂には、私のためだけにあるような石油ストーブがポツンと置いてあって、軟らかな熱を放っていた。

持参したオニギリと注文した熱々のラーメンをたいらげてしまうと、急に眠気がやってきた。

ほほづえをついて、ボンヤリ剱岳を眺めているうちに、スゥーッと眠りに落ちた。

大分眠ったような気がして時計を見ると、まだ5分程しか経っていなかった。

うさぎ平のゴンドラ最終に間に合わないと、大変なことになってしまうのだが、ストーブの温もりがあまりにもここちよく、再び目をつむった。


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コメント 9

ザック

すごい世界ですね・・。
私の周りにも山の人間が数名います。
いろんな話を聞かせていただきますが
山の世界は独特ですね・・
by ザック (2009-10-19 23:05) 

山子路爺

to ザックさん
コメント有り難うございます。
独特というか、独りよがりと自己満足の世界かも知れません。


by 山子路爺 (2009-10-20 22:09) 

trekkeng

こんばんは。綺麗な形をした鐘ですね。なんか、新田次郎の
小説の中の「山の鐘」を思い出して、思わず文庫本を出して
きてしまいました。
by trekkeng (2009-10-20 22:27) 

マエちゃん

窓に水滴が付いている。この時期の寒さは冬と違い結構キツイ。
まだ、身体が寒さに慣れてないからでしょうか・・・。
by マエちゃん (2009-10-21 09:26) 

kamoshikanagai

>独特というか、独りよがりと自己満足の世界かも知れません。
図星です。
山でも里でも火が恋しい季節となりました。
by kamoshikanagai (2009-10-21 11:57) 

Reny

その心地よい眠りに落ちる空間、なんとなく雰囲気が分かる気がします。
時計は5分でも、その時間は本当に長かったのかも知れませんね^^
by Reny (2009-10-21 13:18) 

山子路爺

to trekkeng さん
コメント有り難うございます。
新田次郎の作品はいくつか読みましたが残念ながら「山の鐘」は読んでいません。今度読んでみたいと思います。


to マエちゃんさん
コメント有り難うございます。
そうですネ。陽だまりにいるとけっこう温かいのですが、曇って風があるときついですネ。雨はみぞれ交じりなるし注意しなければ……。
今年はこれで高い山は打ち止めです。


to kamosikanagai さん
フフフッ、図星ですか……。
kamosikanagaiさんもそんなふうに感じることがあるとは、チョット嬉しいです。
こちらはまだですが、信州はもう暖房の用意ですか?


to Reny さん
コメント有り難うございます。
ストーブの温もりについウトウト、ゴンドラの最終に間に合わないとヤバイ!ッと目が覚めました。けっこう長く感じましたが、まだ昼過ぎ、あと30分ほどはOK、そしてもう少しウトウト……。
by 山子路爺 (2009-10-22 02:39) 

werewolf

まるで小説を読んでいるかのようです(^-^)
そのあとどうなったのか?!なんて、ちょっと
ドキドキしたりして♪
by werewolf (2009-10-22 23:55) 

山子路爺

to werewolfさん
コメント有り難うございました。
てれてしまいます。
いい加減な性格なので適当に書いているのですが…
この後、書けなくなるかも。
by 山子路爺 (2009-10-23 15:08) 

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